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冨澤ファームの取り組み

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冨澤ファームと食育

冨澤ファームは、地元の三鷹市はじめ、新宿区や中野区の小中学校に野菜を納品するとともに、出前授業や子どもたちの体験農園も受け入れるなど、食育活動にも積極的に関わっています。

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出前授業では、4代目が野菜ソムリエとして野菜の話や、食べ残しをしないで健康な強い身体をつくろうというような食育の話をしています。その他に、地元の小中学校では、明治時代から続く三鷹市の農家として地域の歴史的な話や畑から広がる楽しさ、冨澤ファームの畑がこの先もずっとこの場所に残っていてほしいという話もしています。授業のあとで、「食べられない野菜が多くていつも給食を残してしまう子が、今日は全て完食しました!」という話を聞いたり、子どもたちから感謝のお手紙をもらったりするととても嬉しいです。

 


(こどもたちからのお手紙の写真)

 

保育園の体験農園では、年少、年中、年長さんごとに育てたい野菜を選び、植付けからお世話、収穫まで一連の流れを体験できるようにしています。中でも人気はきゅうり、かぼちゃ、とうもろこし。特にかぼちゃは皮が柔らかいうちに子どもたちが爪楊枝で「お父さんありがとう」や「お母さんだいすきだよ」などの文字を彫り、世界に一つだけのメッセージ付きのかぼちゃをつくる体験をしています。それを収穫して、誇らしげに家に持って帰る子どもたちの姿やそのかぼちゃを受け取る保護者の方々の気持ちを考えると、いつも幸せな気持ちになります。 

 

 

メッセージ付きのかぼちゃの写真体験農園を受け入れていてなによりも嬉しいのは、子どもたちが自分で育てた野菜を収穫して満面の笑顔で「見てー!」と見せに来るときや、保護者の方から「子どもが畑の話をたくさんしてくれて、家庭で親子の会話が増えました」という感謝のお手紙を頂いたときです。農園が子どもたちを笑顔にさせ、周りの大人の笑顔にも繋がっているのだと思うと、体験農園をしていてよかったと心から思います。 

 

これからも、子どもたちが畑に来ることは最優先事項だと考えています。体験農園を通して子どもが笑顔になり、その笑顔が大人に広がり、冨澤ファームに関わる人みんなの心が豊かになっていく。そんな笑顔の循環が生まれるように、これからも活動を続けていきます。

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