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生ごみコンポスト

取引先で大切なビジネスパートナーでもある東京オーブン赤坂様へ野菜の納品に行った際、たまたまお客様として来店していたLFCコンポストの平社長との出会いが始まりました。
元々、落葉や馬糞など人によっては廃棄物扱いされるが、畑では資源となるものへの有効利用には関心があった私は、家庭用生ごみをコンポストにして有効活用するといった同社の事業にたちまち共感し、東京オーブン赤坂も巻き込み、連携を図ることになりました。

LFCコンポストはおしゃれバック型の家庭用生ごみコンポスターで、手軽に生ごみを分解、嵩を減らすことができ、熟成後は堆肥として使用することができます。1日200g〜400gの生ごみを2か月処理することができると言われ、となると計算上では、168kgの生ごみをコンポストにできることになります。
有料ゴミ袋削減にもなって、これって経済的にもエコですよね??

日本の可燃ごみの約40%が生ごみ、生ごみの80%以上が水分と言われています。生ごみを燃やすことは水分を燃やしていることと等しいです。また適切に分別すれば生ごみは農業の資源として使うこともできます。化石燃料由来の熱エネルギーを使って、水分・資源を焼却して、たくさんのCO²を排出し環境への負荷も増大させている現在、生ごみを堆肥にすることはカーボンニュートラルにも大きく寄与できると考えています。

さて、そのような課題を緩和できるLFCコンポストですが、お話を聞くと、生ごみを減らすことができたものの、最終的な使い道がなく困っているユーザーさんが多くいらっしゃるということがわかりました。そこで、毎月1回、LFCコンポストが事務局となり、東京オーブン赤坂を回収拠点として、ユーザーさんにコンポストを持参していただき、それを冨澤ファームが回収・畑へ有効利用、再生産するといったローカルフードサイクリングの取組を始めることになりました。

コミュニティコンポスト方式の図解
また、もっとコンポストについて知識を増やさねばと思い、同社が開催しているLFCコンポストアンバサダー講座も受講し、アンバサダーそしてLFCファーマーとして認定して頂きました。

さらに余勢を駆って、地元の三鷹で実走している地域経済循環事業チリンチリンみたか加盟で、飲食店組合でもお世話になっている喫茶店「厨」さまの生ごみを回収して生ごみ堆肥として活用させていただくことにしました。

こちらは援農仲間と一緒にDIYして作った堆肥枠に農園からでた剪定枝や枯草、落葉などの乾燥した有機物と混ぜて発酵・熟成させています。発酵熱は最大70℃になることも。このくらいの高温になると病原菌や雑草のタネは死滅して、逆に土壌改良に有益な有効微生物を多く含んだ堆肥になります。

家庭用生ごみ、飲食店生ごみを回収して、発酵・熟成させ堆肥化する取り組みが、地域資源循環、資源の有効活用、生ごみ削減(CO2削減につながる)として普及することを願っています。共感いだたいた方、そして農家仲間のみなさん、興味あったら一声おかけください!

https://lfc-compost.jp/archives/2619

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